2月27日 読み聞かせ 本年度最後
左義長祭りでちらちらと降っていた雪がうそのような晴天。春を呼ぶ奇祭の名のごとく、一気に春めいた今日のお天気です。登校する野向っ子の足元も軽めです。
さて、今日は本年度最後の読み聞かせでした。1年間、大変お世話になり、本当にありがとうございました。
1,2年生は「わたしはあかねこ」「もりはみている」、「教室はまちがうところだ」。赤く生まれた子猫。お父さんやお母さんが白くしようとしたり、黒くしようとしたり頑張りますが、あかねこは「それはちがう」と感じ、旅に出ます。そして、青い猫や黄色い猫に出会います。私は私だと思えたあかねこがとても幸せそうでした。「教室はまちがうとろこだ」では、子どもたちの中から「私のことかと思った。」という声も聞かれたそうです。そう、間違うから、学びが深まるんです。世の中には間違ってはダメなところと場合がありますが、学校は間違っていいところです。
3,4年生は「あまがえるりょこうしゃ」。最初、図鑑かなと思ってきいていましたが、どうやらあまがえるの案内でいろんな生き物を紹介してくれるツアーのようです。たくさんの生き物が出てきて、子どもたちも興味深そうに聴いていました。どんな小さな生き物にもちゃんと名前があるんですね。虫とか鳥とかでひとくくりにしがちですが、名前を知ると、見つけたい、守りたい、大切にしたいという気持ちも生まれそうです。
教室の隅には、明日の発表に使うであろう大道具が。立派なものができています。明日をお楽しみに。
5,6年生は「幸せの国 ブータン」。勝山にもブータンミュージアムがあります。国民のほとんどが「私は幸せだ」と答える国ブータン。決して贅沢をしたりする国ではありません。何を幸せと思うかは個人個人で違います。だからこそ「幸せは自分の心が決める」という言葉に共感を覚えます。勝山で暮らすこと、野向小学校に通う事にもたくさんの幸せがあると思います。
おまけ。1,2年生が先日の授業で作った立体模型。そして、凍った雪の上を名残惜しそうに歩く高学年とその足跡。もうすぐ消えてしまう雪にちょっと未練?