どんより曇って、空がとても低い朝です。
読み聞かせの皆さんが選んでくださった本は、ハロウィンにちなんでか、魔法やお化けのお話の割合が高そうです。とはいえ、ハロウィンがいったい何のお祭りなのか、実のところ私にはわかっていません
1年生は「くつやさんとおばけ」。さびれてしまった商店街の靴屋さんにお化けがやってきて、結果、商店街がもとの賑わいを取り戻すというお話。やさしいおじいさんと怖そうで怖くないお化けの心温まるお話でした。
2年生は「ふしぎなふしぎなまほうの木」。二人だったので「一緒に読もうか。」と言ったところ「コロナだよ。」と言われたそうです。しっかりしています。絵本はとにかく色がきれいでシンプル。眺めているだけで、癒やされます。
3,4年生は「ちいさな魔女リトラ」。思わず「魔女の宅急便」を思い出しましたが、全く別のお話です。魔女と聞くと怖いイメージがありますが(白雪姫に出てくる人とか)、このお話の魔女は優しい魔女。こちらも心温まる優しいお話でした。
5,6年生は「空とぶ じゅうたん(アラビアンナイトより)」。昔からあるお話です。今の子どもたちにはディズニーの「アラジン」でお馴染みでしょうか。いろんな困難を乗り越えて、親を説得し、結婚にこぎ着けるお話です。反対されたとき、「私の勝手でしょ。」じゃなくて、ちゃんとわかってもらう努力をするところがいいなぁと思いました。
読み聞かせのみなさんが、毎回「どんなお話を読もうかな」と考えてくださって、悩んだ上でのこの一冊。それぞれの思いを込めて読んでくださっています。楽しく聴きつつも、なにか感じてくれたらありがたいなぁと思います。
ちなみに、今日は読み聞かせの後で、ちょっと話したお化けの話のほうが盛り上がってしまったのだとか。楽しい時間をありがとうございました。